イベント報告 和田弥一郎来たる
「誰よりも君を愛す」「愛して愛して愛しちゃったのよ」など、昭和の時代に多くの名曲を残したマヒナスターズ。そのリーダーであった和田弘さんはすでに他界されていますが、息子さんである弥一郎さんは、全国各地で音楽活動をされています。総泉病院にもこれまで何度も来てくださり、たくさんの患者さんを笑顔にしてくれました。
そんな弥一郎さんが、今年は紅葉前線とともにやってきました!
コンサート会場である思い出ミュージアム前にはオープニング曲がテンポよく流れ、患者さんが続々と集まり、あっという間に超満員。
マヒナスターズの代表曲「お座敷小唄」
♪富士の高嶺に降る雪も~♪と弥一郎さんが歌うと、患者さんは右に左に体を揺らしてリズムをとりながら歌います。
今回は、和田さんのグループに新しく入った歌手の方も来てくれて、それぞれの歌声にすっかり聞き惚れてしまいました。
患者さんの中には、感動のあまりに涙をうかべている方、小さくとぎれとぎれになりながらも精一杯声を出して歌っている方もいて、そんな患者さんたちの姿に私たちスタッフもとても感動しました。
最後は皆で「ふるさと」を歌いました。
おのおのが、自分の故郷を思い出しながら歌われたことでしょう。
「ふるさとは帰らなくても皆の心の中にあるんですよ」
「夢を持ち続ければ元気でいられるんですよ」と弥一郎さんは教えてくださいました。
コンサートが終わると、弥一郎さんは、病室へ戻る患者さん1人1人と握手をしながら「元気でまた逢いましょう」と声をかけてくださいました。
本当に夢のようなひとときをありがとうございました。
観客の心をつかむノリは、マヒナスターズゆずり?