院長より新年のご挨拶

2018年 新年挨拶

                                院長 内野 福生

新年あけましておめでとうございます。
総泉病院は昨年開設30周年を迎えることができました。
これまで支えてくださった皆様に感謝申し上げます。 
 
これまでは高度経済成長期と並行して平均余命も伸び、経済的にも恵まれた
右肩上がりの時代を私たちは過ごしてきました。しかし、最近では限られた
経済的・人的資源をもとに、自分たち自身で絶えず工夫をしなければ、
適切な医療・介護は提供できないような厳しい状態になっています。また、
世の中では、自国(自分たち)の利益だけを追求する傾向が顕著となっており、
お互いの対立がエスカレートしているようです。そのしわ寄せがこれから
医療・福祉を受ける方々に向かうのではないかと心配です。そのような厳しい時代ですが、
病院、診療所、施設、そして地域との連携をさらに強いものとして、私たちが少しでも
安心して過ごせるようにしたいものです。私たちは普段当然のように享受している様々な
身の回りのサポートに感謝し、お互いの多様性を認め、協力(協調)していくことが
必要だと感じています。
多様性と協調性は慢性期医療においてもキーワードです。チーム医療というサービスを
提供する側の視点ではもちろん、患者さんからみても同様です。患者さんが抱えている
病気を完全に治せなくても、その人らしさ(多様性)を保てるような診療を行い、
病気とうまく付き合いながら(協調性)、安心しておだやかに過ごすことが大切だからです。
その結果みんなが安心して過ごせる“癒し”が得られると思います。
私たちを取り巻く環境の変化はこれから一層早くなりそうです。総泉病院は次の30年に向け、
これからも時代のニーズに迅速に対応し、慢性期医療のエキスパートとして一人ひとりの
患者さんにとって“癒し”を提供できるよう職員一同すすめてまいります。
本年が皆様にとって良い年になりますよう祈念し、新年のあいさつとさせていただきます。

一覧に戻る